
建物を支持するのは、深度約28mにある地層であり、十分な地耐力が確保できるこの層に、現場打ちのコンクリート杭27本にて支持します。杭の先端部の広がった形状により、地盤に対する接地面積を高め、建物を支えます。

基礎と建物を免震装置で絶縁し、地震の衝撃を吸収することで、家具などの転倒や破損を防ぎ、建物の損傷も最小限に抑える免震構造を採用。免震装置は建物を安定して支える機能と揺れを低減させる機能を持つ積層ゴムと、地震のエネルギーを吸収する鉛ダンパーなどにより構成されています。

二方向中空スラブとは、ワインディングパイプを相直交する二方向に配置した中空スラブであり、荷重は多方向に流れます。

床スラブは、厚さ約300mmボイドスラブを採用(一部除く)。室内の小梁がないため、室内空間を有効に使うことが可能です。さらに従来の工法に比べスラブが厚く剛性に優れているため、たわみやひび割れ、騒音、振動の少ないことが特徴で高品質で強固な床構造です。

住戸内の給水・給湯管には、プレハブ分岐配管システムを採用。事前に工場で配管を製造し、現場では敷設するだけの工法を採用し、精度が高い製品を使用しています。また、樹脂管(架橋ポリエチレン管)で配管するため鋼管と比べ、サビや腐食の心配もありません。

ドア本体とドア枠の間にクリアランスを設けることで、地震の揺れによる外圧を吸収。ドアが開かなくなる事態を未然に防いでくれるため、避難しやすくなります。

エレベーターの運転中に、地震の初期微動・主要動を感知すると、最寄階に自動着床。ドアが自動的に開き、迅速な避難を促します。


コンクリートの厚さを示す「かぶり厚」は、品質確保促進法に基づく住宅性能表示制度の劣化等級中、最高等級3という基準に該当します。
※劣化等級3の基準(構造躯体等):通常想定される自然条件及び維持管理の条件下で三世代(おおむね75年〜90年)まで、大規模な改修工事を必要とするまでの期間を伸長するための必要な対策が講じられている。

コンクリートの外側にはタイルまたは吹付タイルを、内側は断熱材吹付の上にプラスターボードを重ねた施工としています。

耐久性に優れた、ダブル配筋によるコンクリート厚200mmの構造耐力壁としています。

水廻りと居室(主寝室)の境の壁はプラスターボードを二重貼りにし、壁内にグラスウールを充填して室内の音環境に配慮しました。

帯筋には、溶接閉鎖型帯筋を採用。高い耐震性を持ち粘り強い構造を可能にしています。

駆体には圧縮強度Fc30〜Fc36N/mm²のコンクリートを使用。1m²あたり最大3,000トン〜3.600トンの圧縮に耐える強度です。

一般的に、コンクリートは混ぜる水の比率が低いほど、中性化しにくく、耐久性が高くなります。そこで、水セメント比を50%以下に抑えることで、耐久性にすぐれた住まいを可能にしました。

住戸内の排水管を耐火遮音カバーで巻き付けることにより、排水音を軽減します。また、グラスウール内貼を施した二重貼プラスターボードにて囲うことにより、遮音性を高めました。

※掲載のイラストはすべて参考です。