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健康経営の取り組み

トヨタすまいるライフはこれまでに、敷地内全面禁煙、法に基づく各種健康診断の100%受診、メンタルヘルスケアの拡充など、従業員の健康増進や働きやすい職場環境作りに取り組んでまいりました。
今後、さらなる持続的成長と発展を実現するために、従業員の健康を健康課題と捉え、これに取り組む決意として健康経営宣言を策定いたします。

トヨタすまいるライフは「健康経営優良法人2021(大規模法人部門 ホワイト500)」に認定されました。

1.健康経営宣言

トヨタすまいるライフは、「地域に住まう方々のライフをすまいるに」するため、
社員一人ひとりが健康で、いつも明るい笑顔でいられる】ことを目指します。

そのために、社員が仕事(会社)と生活(家庭)の両立ができ、健康で長く働くことが
できるよう、健康保険組合と連携し、健康経営に取り組むことをここに宣言します。

2020年9月1日

代表取締役 伊藤 憲行

2.推進体制

健康経営推進体制図

※健康経営は特定非営利法人健康経営研究会の登録商標です。

3.健康経営に取り組む目的

当社では、代表取締役と健康経営担当役員、従業員代表組織、安全・健康推進室(産業医・保健師等が在籍)が中心となって、従業員の健康と安全に関する取り組みを進めています。
従業員の健康指標である有所見率は、年々低下しておりますが約50%となっており、再検査や精密検査、通院や治療に時間を割かれ、パフォーマンスが落ちてしまいます。
当社が掲げる「仕事と家庭の両立ができてこそ、幸せな人生を送ることができる。そのために健康は非常に重要である」という点からも有所見率の低下は大きな課題と捉えています。
健康経営に取り組むことは当社にとってパフォーマンスの改善に繋がり、従業員にとっては、医療費負担の軽減や、家族との時間の確保に繋がります。
また健康保険組合にとっても医療費の削減に繋がり財政負担が減り、保険料負担増の歯止めや、保険料率の維持につながります。
当社では2026年までに有所見率を40%、健診後の精密検査受診率100%維持、従業員のワークエンゲージメント評価値53とすることを目指します。

▼健康投資会計ガイドライン
トヨタすまいるライフ株式会社 戦略マップ

4.健康経営推進に向けた主な取り組み

当社では健康診断結果や問診などから、健康施策の立案や推進をしています。
2022年度の健康診断結果では、約5割の従業員が有所見であり、「従業員が健康で長く働き続けることができる」ため、2026年度までに有所見率4割を従業員の健康課題に対する目標とし、各健康施策を積極的に推進いたします。

健康管理 定期健診 年に1回の定期健康診断、4年に1回の節目健康診断
健康診断は就業時間に認定し、節目健診時は健康教育や体力測定も実施
保健指導と
有所見者フォロー
当社では従業員の特定保健指導・保健指導を勤務する保健師が全員実施
受診が必要な従業員には、受診経過と勧奨をフォローし、確実な受診に繋げています
婦人科健診 定期健診と同時受診で就業認定、費用補助もあり選択しやすい環境を作っています
歯科健診 年に2回、就業時間内で従業員の負担金ゼロで実施
ストレスチェック 集団分析だけではなく、従業員意識調査などと合わせて職場の状態をより深く分析し、職場の方針に反映して働きやすい環境作りに寄与
働く環境 敷地内全面禁煙 駐車場を含む敷地内を全面禁煙とし、従業員を始め、お客様や協力会社様にも望まない受動喫煙対策を徹底しています
デスクやチェア 立ちながら打ち合わせのできる机や、座りながら体感を鍛えることができるジェリーフィッシュチェアを共用部を中心に設置
健康づくり 禁煙補助 オンライン禁煙外来を積極推進し、病院への移動時間や待ち時間を軽減し利用する従業員の負担を軽減
健康イベントの
実施
部門開催の運動会(年1回)や、就業時間後にヨガ教室など、身体を動かすイベントを年1~2回開催し、従業員の運動不足解消
健康関連セミナー 女性特有の健康問題に関するセミナーや、e-ラーニングを使った生活習慣病やセルフケア等、様々な内容で健康に興味を持ってもらうため、年1回講習を実施
駅伝等への参加 トヨタ自動車駅伝大会(年1回)に参加するにあたり、全社インフォーマル行事として走者とサポーターが、一体となって活動
感染症対策 1日1回の共用部定期消毒や、働く環境にはアクリル板等でパーテーションを設置会議室は毎回使用後に消毒するルールを徹底
費用の補助
(福利厚生)
健康診断やオプション検査の費用、マラソンなど個人参加のイベント参加費用や、禁煙への補助など、様々な健康管理や健康づくりに利用できる福利厚生制度
健康課題
分析
健康課題抽出と
施策効果検証
健康保険組合と従業員の健康診断データの分析を通じて、健康課題を定期的に共有し、健康経営施策の効果や見直しを実施

▼健康経営に関連する投資額

取り組み概要 投資額
健康づくり 職場で月1回のInBody(体組織系)による測定会 0千円
職場で3ヵ月に1回、野菜の摂取量計測 0千円
歩数や食事、体重記録が可能なアプリを使ってイベント実施 400千円
ジェリーフィッシュチェアを各フロアに配置
ジェリーフィッシュチェア
立ったまま打合せする机を配置、自然と活動量UP
立ちながらの打ち合わせ
健康イベントの実施(部門運動会)
健康イベントの実施(部門運動会)
女性の健康問題に関するセミナー
女性の健康問題に関するセミナー
トヨタ自動車駅伝大会への参加
トヨタ自動車駅伝大会への参加
感染症対策(新型コロナ)
商談場所にアクリル設置

5.健康課題改善のための定量の目標と成果

2020年 2021年 2022年 2026年
目標値
定期健康診断受診率 100% 100% 100% 100%
定期健康診断有所見率 49.1% 51.6% 50.9% 40.0%
精密検査受診率 90.4% 96.6% 98.1% 100%
ストレスチェック受検率 89.1% 95.9% 98.5% 100%
高ストレス者の割合 9.5% 7.2% 6.3% 6.0%
特定保健指導実施率 90.3% 68.6% 集計中 90.0%
平均年次有休取得率 84.2% 85.2% 90.8% -
非喫煙率 80.2% 80.5% 79.9% 83.0%
運動習慣者比率 37.3% 40.3% 38.9% 50.0%
非メタボ率 75.6% 77.6% 78.6% 80.0%
熟睡率 76.7% 78.6% 80.2% 80.0%
肥満ではない(BMI25.0未満) 66.6% 65.2% 64.3% 70.0%
適切な食事習慣がある - 50.4% 50.0% 80.0%
全社健康づくりイベント参加率 56.0% 52.0% 49.0% 60.0%
健康意識の高い人(※1) 28.0% 27.0% 34.0% 30.0%
従業員1人当たりの医療費 130,935円 128,605円 集計中 130,000円
プレゼンティズム(※2) - - 21.8% 10.0%

※1)対象は36歳以上の従業員と家族。「非メタボ・禁煙・運動習慣あり」で、健診を受けている人の割合

※2)測定方法はストレスチェックと同時にSPQ(東大1項目版)を実施、受検率はストレスチェックに準じる

▼ワークエンゲージメント等の状況

確認項目 2017 2019 2021
仕事の楽しさ・やりがい 51.8 50.7 50.9
仕事継続意志 52.7 50.9 50.7
帰属意識 49.5 47.7 47.6
会社と社員間の
コミュニケーション 
51.5 50.1 50.7
同僚・上司との関係性 52.9 52.6 52.4
仕事自体の性質 52.1 51.4 51.2
仕事から得る手ごたえ 51.8 51.4 51.9
処遇・労働条件 51.8 51.1 51.3

各数値については、他企業平均を50としたときの偏差値

▼労働安全衛生に関する取り組み

  • 毎月安全衛生に関する労使協議の場として、委員会を設けており、その結果については各部署の安全衛生推進委員により全従業員へ展開しています。
  • 安全衛生に関する職場の困りごとを吸い上げる仕組みとして、産業医による職場巡視を実施し、労働の3管理(作業環境管理、作業管理、健康管理)や法令順守の観点から改善を行い、従業員が安心して働きやすい職場環境実現に向けて全社一体となって取り組んでいます。

6.今後の健康課題改善について

健康経営課題に直結する有所見率については、低下しているものの目標との乖離があり、アプローチの方法などを見直す等、目標達成のための改善を続けます。
医療費については目標を達成しておりますが、新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)による受診控えなども考慮しており、引き続き注視いたします。
また新型コロナの影響により、運動習慣者比率とBMI25.0未満の割合、健康づくりイベントの参加率が低下しているものの、2023年度以降は新型コロナの感染症法上5類への移行もあり、改善を見込んでいます。

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